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輝く屋根

「縁を紡ぐ家」の改築工事もいよいよ大詰めです。かつて3段だった茅葺き屋根は1段の大きな屋根に変わり、屋根材が貼られて、晴れた日には輝いて見えるようになりました。遠くから眺めると、周りの田園風景になじんでいながらなかなかの存在感があります。また、大きな屋根と足場に隠れがちですが、壁の外回りも完成しています。焼き板が使用されていて、黒いシックな雰囲気に仕上がっています。ご近所にも焼き板を使用したお家がたくさんあります。岡山県は焼き板の外壁が多い土地なのだそうです。「晴れの国」とは言われますが、干拓地が多く湿気の多い土地柄で家を長持ちさせるために耐久性に優れた焼き板を使うのだそうです。「縁を紡ぐ家」のある五城地区は海の近くではありませんが、田んぼや山に囲まれた場所も耐久性に優れた外壁が重宝されているのかもしれません。伝統的な建築材も取り入れつつ、古さと新しさをミックスしたような建物へと生まれ変わりつつあります。

中の施設もまだ工事中ですが、施設をどのように運営していくのかを現在計画しています。菓子工房での製造、製品の販売とイートイン、宿泊施設やワーキングスペースと様々なプロジェクトを展開していく予定なので、どのように運営していくことがベストなのか検討中です。地域の中にいろいろな技能をお持ちの方がおられるので、地域の方々が自分の技術を活かして働いたり、地域内外の方々がいろんなサービス等を受けに来てくださったり…と、多くの方に活用していただける施設になるといいなあと考えているところです。感染症の対策のため人が集うことは難しい昨今ではありますが、田畑や里山に囲まれた施設の中で、人の手を通して作られるモノやコト(サービス)をひとつひとつ手渡していくことを目指しています。いろんな小さな商いを応援していく、そんな施設でもあります。

ブルーマロウの花

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