1. HOME
  2. 現在
  3. これまでの出来事
  4. 「omoや545」船出いたしました!

「omoや545」船出いたしました!

しばらくブログの更新ができておりませんでした。お久しぶりです。

去る、11月9日(月)、縁を紡ぐ家再生プロジェクトで取り組んできた再生古民家は、新しく「omoや545」という名前でオープンいたしました。これまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。

「omoや545」に込めた思い…

今回改築したこの古民家は江戸時代の末に建てられたと伝わっています。門や蔵、女中長屋などに囲まれた庄屋屋敷の母屋でした。たくさんの人が訪れ賑わっていたことから、新しい施設に生まれ変わっても、地域内外の多くの人が集まる“ヨリドコロ“となるよう、「オモヤ」という呼び方を残しました。しかし、古いお屋敷を新しい暮らしや仕事に合うよう斬新な改築をしているため、そのまま「母屋」ではなく、「omoや」と表記し、新しい「オモヤ」を表現しています。
また、「OMO」には「Online Merges with Offline」という意味もあるのだそうです。訳すと「オンラインとオフラインの融合」です。元々、えんつむプロジェクトを運営している株式会社FLC designはIT企業です。この「omoや545」も工房•店舗とネットショップを同時に展開していく予定でした。オンラインとオフラインを同時に考え、融合しながら様々なサービスを展開していく施設も目指しています。
そして、この五城地域では今も母屋と離れや納屋などがあるお宅も多く、普段から「母屋」というフレーズをよく口にしている人が多いため、何か少し付け加えたいということになりました。そこで浮上したのが、この建物の番地です。5や4が含まれていて、ちょっと五城っぽい、この場所を表すのに番地はぴったり!ということで、545が加わりました。

omoや545はこんな施設です!

omoや545の建物内にはいろいろな機能があります。まず、かつての大黒柱を囲むように1階の中心に作られたのが、菓子工房です。文字通りこの建物とお店の中心となる場所です。お米が美味しいと言われる五城に注目し、米粉を中心にしたスイーツを開発製造しています。また、アレルギー対応に苦慮している保育施設等からの相談をうけたことから、7大アレルゲン(小麦・卵・乳製品・エビ・カニ・ソバ・落花生)を持ち込まない対応をしています。この工房で作られるお菓子は全て7アレルゲンフリーとなっており、28品目中においても現在のところ大豆のみの使用となっています。米粉スイーツは工房前のショップやomoや545のホームページでご購入いただけます。(アドレス:https://omoya545.jp)

五城サブレ

工房とは別に、ランチや宿泊者の食事等の調理のために厨房を設けています。こちらも卵などを使わない素材にこだわり、調理しています。ここで作られる食事のお米は五城米、野菜は五城地区内にある里山農場産のものを使っています。
1階には他にリビングスペースがあり、畳の小上がりやテーブル席、ソファ席のあるイートインスペースとなっています。こちらではスイーツやランチ、ドリンクをご購入後にゆっくりお召し上がりいただくことができます。開放的な窓からは五城の自然豊かな風景を楽しんでいただくことができます。
ショップとリビングスペースの間には、レンガで作られたペチカがあります。ペチカはロシアの暖房設備です。薪を焚いてレンガを暖めることで部屋をじんわりと暖めることができます。また、ピザや燻製、アヒージョなどの調理やスープの温めなどもできるようになっています。ペチカの火を焚くのは寒い時期だけ、冬の間のみのお楽しみとなっています。ペチカの暖かさを体験したい方はぜひ冬の間にお越しくださいね。
今回の改築により、かつては屋根裏部屋だったところに、新たに2階部分を作りました。大きな屋根の中に残された古い梁や柱を間近に感じられる空間となっています。2階には個室が2室とフリースペース、お風呂があり宿泊ができるようになる予定です。

「omoや545」のロゴマーク


様々な商品やサービスを提供していくomoや545を表すロゴマークを作成しました。昔からお米の産地として有名だった五城地区ですが、五城のお米や他の産物は旭川から新庄川へと遡ってくる高瀬舟に積み込まれて運ばれていたそうです。omoや545で提供される様々なサービスを高瀬舟の積荷に例え、この建物を高瀬舟と考えることにしました。ロゴマークの全体の形は舟を上から見た形になっており、ロゴマークの一番下に小さな帆舟の絵が入っています。この形の中に積荷に見立てたomoや545の文字が入っています。
庄屋屋敷だった頃には屋根裏部屋でカイコが飼われており、絹糸が生産されていたことに因み、文字は糸で繋がれています。繋がる糸で「縁を紡ぐ」様子も表現しています。
さらに、五城地域を世界へと発信していきたいという思いから、「GOJYO」「OKAYAMA」「JAPAN」の文字もロゴに盛り込みました。omoや545を表すロゴマークとともに、omoや545の商品や五城が世界に羽ばたいていくことを願っています。

「縁を紡ぐ家」が「omoや545」としてスタートして3ヶ月が経とうとしています。あっという間の日々でしたが、まだまだ始まったばかり。これまでの長い歴史を引き継いで、新しい歴史をこれから作っていきたいと思います。たくさんの方とのご縁がこの家で広がっていくように試行錯誤しながらではありますが、進んでまいります。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA